mastで生きづらさ感じていたって話

この記事は、mast Advent Calendar 2017の8日目の記事です。

 

 

 

「この時期(12/8あたり)炎上してるかもな~、まぁいいやmastAdCエントリーしちゃえ」と思ってエントリーしたら本当に炎上()していてやっちゃったなぁって思ってます。ぺそ(@shunP029)です。mast16です。この文章は僕がmastで生きづらさを感じていた時の話です。自分の過去の整理的に書いているので駄文がつらつら続きます。これを読んだ人がどう思うのか楽しみにしているので雑に感想とか伝えてくれたらうれしいです。

 

まずは

先ほども書きましたが僕は情報メディア創成学類です。みんな何か作っている(っていうと語弊がありますが)ような学類です。そんな学類にいますが僕は当時、こんな創作がしたいっていうのが明確にあったわけではありませんでした。僕は好奇心が旺盛で、経済学や心理学、教育学等々にも興味があったので総合大学である筑波大学を志望しました。mastにしたのは1番面白そうだったからです。なので入学したあと多くの人が明確な志望理由をもっていてびっくりしました。僕はあっぱらぱーなので「みんなえらいなぁ。」としか思っていませんでした。

 

しんどくなってきた

最初は楽観的でしたが徐々に思います。これまずいんじゃないか?って。新歓でもいろんな先輩に聞かれました。「なにに興味があってmastにきたの?」みんなは答えます。「映像表現がしたくて」「音響学に興味があります」「落合さんのもとで研究がしたくて」僕は答えられませんでした。クラスメイトが「あれに興味がある」的な話をして盛り上がっていても僕はうんうん言ってるだけでした。

もともと「大学でやりたいことをみつけよう」と思って入ってきたのでみんなとのギャップに焦りました。とはいっても興味のないことで頑張りたくはなかったのでまずは真面目に授業を受けて自分が何をしたいか探そうと思いました。

僕はゲーム制作に興味を持ちました。昔から興味はあったものの難しそうだからと敬遠していたものでした。いろいろ調べてみてUnityに行きつきました。色々みながらチュートリアル的なゲーム(と呼べるようなものではなかった)を作りました。3Dとかコードとか全く触ったことがなかったので僕にとってはとてもしんどかったです。RPGツクールというツールを見つけました。おっとこれは簡単そうだと思い手を付けました。実際ゲーム制作初心者にも易しく、ゲームがどうやってできているか(フラグ管理とか)を勉強できて楽しかったです。ですが基本的にRPGしか作れないことや何個か簡単なものを作って軽く満足してしまったことで飽きてしまいました。書き忘れていましたが僕は好奇心旺盛ですがその分(?)、飽きっぽいです。あー。

 

そんなこんなでぼーっとしていたら時間が経っていってしまいました。

 

しんどい

 いよいよしんどくなってきます。グループワークの授業がありまずは自己紹介から始まります。「情報メディア創成学類です。コーディングができます。」「同じくメ創です。動画編集ができます。」「僕は絵が描けます。コーディングはまぁ人並みに。」

僕はこの時気が付きます。一体僕には何ができるんだろう。コーディングも動画編集も軽く勉強はしたけど人に言えるほどできるわけではありません。「僕はこれができる」なんていったらほかのmastに「あの程度で出来るとか(笑)」って思われそう(実際そんなこと思うような人はmastにはいません)だなって思って自分に自信が持てませんでした。

グループの制作が始まり。同じグループになった人からの「メ創ならこれくらいできるでしょ?」みたいな期待。それに応えられないのではないかという不安。無力感と悔しさ。苦しかったです。mastって創作に関して取り柄がないと、ソフトに強くないと生きづらいんだなって感じました。

 

開き直った

僕は実装したいことが実装できるように勉強しました。おかげで制作の授業終了後は少し強くなりました。大変だったけど結果よかったです。

ただ強くなったといっても元から強い人には敵いません。強い人がいると「○○ができます」とは言いづらい。だってその人のほうにくらべたら'''''出来る'''''なんておこがましいですから。

そんな日々が続き、僕は思いました。「やりたいことやって生きてぇ~~~~~」「な~んで周りへの劣等感抱いて大学生活送らないといけないの~~~???」

ここで開き直りました。「え、やりたいように生きればよくね?」

別に他人と競うように技術力をつける必要なんてないなと思うようになりました(あくまで僕の考えです)。だって興味ないことやっても楽しくないし。冷静になったら劣等感を感じていたのがあほらしくてたまりませんでした。

いま

そこから僕は興味のあることを勉強しだしました。心理学とかプロダクトの意匠とか。服飾とか写真とかとかとか。どれも他人に言えるほど修めたわけではありませんが自己満足のために勉強している今は楽しいです。「何が得意?」と聞かれても「得意っていうほどではないけどこれとあれなら少しはできます」みたいな感じに答えるようにしました。「きみmastだしこれくらいできるよね?」みたいな視線にも「やったるわい」と思えるようになりました。だいたいのことは調べながらやればできるってことに気づきました。

他にも制作自体は好きなので今でも自分の好きなものを好きな時に好きなように作っています。楽しい。周りに見せるのは恥ずかしいけれど時々Twitterにあげるのでみんなふぁぼってくれよな!!!!!おれの承認欲求を満たしてくれよな!!!!!なんて。

(@shunP029)

さいごに

色々書きましたがあくまで全部僕の考えです。今はmastの人がとても好きだし生きててかなり楽しいです(課題がなければ)。

他人と比較して前進できるならどんどん比較するべき(僕は停滞しました)だし、根拠のあるなしにかかわらず自分に自信を持つことはとても大事だと思います。ただ僕は自分の好奇心の赴くままに勉強したい。興味のないことよりも面白そうなことを勉強したいし、将来役に立つかとか人権を得るためにこれに秀でようとか考えるより今楽しく生きたいなって思っただけ。そういう話です。